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テスラ「モデルS」 試乗記

テスラ「モデルS」P85 試乗記

電気自動車の最高峰を知ると内燃機関の存在が古臭く感じる。

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4ドアサルーンであるが、スポーツカーのような佇まいである。

アメリカ西海岸の「シリコンバレー」地区は、あのアップル社を始めIT企業銀座と言われるほど。そんな場所に2003年に設立されたのが、高級電気自動車専門メーカーであるテスラモーターズです。今回は、そんな同社の最高峰モデルである「P85Dバージョン7.1」の広報車両をお借りして、ハイウェイを中心に試乗をしてきました。(最新のモデルはP90となる。)

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全長4970mm、全幅1950mm、ホイールベース2960mmという堂々たるボディサイズ。

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灯火類はオールLED。当然ながら排気管はなくスタイリッシュ。

エクステリアはスポーティな4ドアクーペ。全長4970mm、全幅1950mmというボディサイズも圧倒的な存在感です。ロングノーズ、ショートデッキという古典的なスポーツカーデザインもアメリカン。長いノーズにはV8エンジンでも搭載しているような錯覚さえ覚えます。 P85Dをさらに観察すると、内燃機関を搭載していないため、ラジエーターグリルのエアダクトやマフラーなどが当然ながら見当たりません。光沢のあるガンメタリック塗装が美しい21インチアルミホイールの奥には、強大なパワーを受け止めるため、ブレンボ製の対向式レッドキャリパーを装備しています。 キーを持ってクルマに近づくと空力特性を徹底研究した滑らかなボディラインからクロムメッキのドアハンドルが自動的にせり出し、ドライバーを迎えてくれる。

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ガンメタリック21インチホイールを装備。回生ブレーキも強力だが、ブレンボの対向キャリパーを備える。

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仕立ての良い本革シートに腰を下ろし、ドライバーポジションをセットしてインテリアを眺めると、ドライバー正面には、バーチャル表示のグラスコクピット式メーター、そして、「ipad」をセンターコンソールにはめ込んだようなタッチパネル式17インチ大型ディスプレイが鎮座しており、しばらくこのディスプレイと格闘しましたが、慣れればロジックは分かりやすく、空調を始め、車両の様々な設定をこのタッチパネルで行えます。ナビゲーションは「グーグルマップ」を使用しており、音声案内など改良の余地はあるものの、非常に高精度な表示で、見やすさは抜群でした。また、NTTドコモの3G回線が常時通信をしており、ブラウザーも搭載。日頃愛用のスマートフォンの4G回線に比べると、回線速度の遅さが気になりますが、いつでも必要な情報が大型モニターで手に入れられるのは、大変ありがたいです。 コラム式のシフトレバーはメルセデス製。無音のままDレンジにセレクトし、アクセルを軽く踏むと、意外な程滑らかで滑るように走り出しました。

市街地では、流石に広い全幅に気を使いますが、ゴー&ストップでも周囲のクルマと同じように流れに乗り、アクセルに対し、過剰な反応は皆無。電気自動車の強みである回生ブレーキのおかげで、(強弱をタッチパネルで調整可能。)アクセルから足を浮かせば、フットブレーキをほとんど使わず減速が可能です。また、ブレンボ製対向キャリパーを装備するブレーキも自然なタッチで、好感が持てました。

さて、ハイウェイの入り口にやってきたP85D。同車のコンセプトは、快適性と、内燃機関を搭載したスーパースポーツを凌ぐ圧倒的な動力性能。世界中のEV市場を見回しても、エコを意識したものとは一線を画すものです。 4輪駆動のP85Dは、前輪用が193kW、262PS、後輪用が375kW、510PS。合計するとその出力は、なんと772PSと途方もないスペックの大出力モーターを搭載しています。最大トルクは1000Nmに迫るもの。 ETCのゲートを抜けアクセルを底まで踏み込むと、内燃機関では、実現できない電気モーター特有の全域トルクと4輪駆動がアスファルトを蹴飛ばし、これまで多くの自動車に試乗した中でも、最も強烈な加速が音もなく襲ってきた。その加速力は、人間の体力では耐えるのがきつい程で、恐怖を覚える加速としか表現しようがない。まさに一瞬で法定速度に達し、アクセルを戻すとなめらかに回生ブレーキが速度を落としてくれる。再度、フル加速を試みると、一瞬クラっとするほどの加速Gが全身をシートに埋め込んだ。0-100km/hは3秒。ポルシェターボすら置き去りにするP85Dの加速はあまりにセンセーショナルでありました。

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自動運転も試みました。高速道路でステアリングから両手を離すという行為は、危険という意識が先行し最初は恐る恐るでしたが、前方を走るクルマと適切な車間距離を保ち追尾していきます。また、コーナーでも、レールに乗っているように自然に曲がっていきます。前方のクルマが急に車速を落としても自然に減速を行い、周囲の流れに自動的に合わせてくれます。またオートバイが割り込んできても、同様に速度を落とし、その精度の高さに感銘を受けました。

P85Dの試乗を終えたあと、内燃機関を搭載したクルマがSL機関車に感じてしまう程の衝撃を受けたのは、いうまでもありませんでした。

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テスラジャパン https://www.tesla.com/jp/


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